1.武道学科及び体育学科の求める学生像
(1)武道,体育及びスポーツに取り組んだ経験を活かし,主体的に武道,体育及びスポーツの知識・技能の向上に取り組もうと意欲に満ちた者
(2)武道,体育及びスポーツに関する専門的な学修経験を基軸とした思考力・判断力を活かし,社会で活躍しようとする意欲に満ちた者
(3)既成の事実や価値観にとらわれることなく広い視野を持ち,自ら課題を見出し,武道,体育及びスポーツを探究しようとする意欲に満ちた者
2.出願資格
次の(1)及び(2)に該当する方。
(1)外国の国籍を有し,下記の①~⑨のいずれかに該当する方。
①外国の学校教育において12年の課程を修了した方および入学までに修了見込みの方,またはこれに準ずる方。
②外国において実施される大学入学資格検定(国の検定に準ずるものを含む。)に合格した方。
③文部科学大臣が認定または指定した外国の教育施設およびこれに相当する教育施設を修了した方および入学までに修了見込みの方で,入学までに18歳に達する方。
④外国においてスイス民法典に基づく財団法人である国際バカロレア事務局から国際バカロレア資格証書(International Baccalaureate Diploma)を授与された方。
⑤ドイツ連邦共和国の各州において大学入学資格として認められているアビトゥア資格(一般的大学入学資格証明書(Zeugnis der allgemeinen Hochschulreife))を取得した方。
⑥フランス共和国において大学入学資格として認められているバカロレア資格(バカロレア資格証明書(Diplome du Baccalaureat de l’Enseignement du Second Degre))を取得した方。
⑦グレートブリテンおよび北部アイルランド連合王国において大学入学資格として認められているGCE Aレベル資格を取得した方。
⑧国際的評価団体(WASC·ACSI·CIS)から教育活動等に係る認定を受けた教育施設に置かれる12年の課程を修了した方及び入学までに修了見込みの方。
⑨本学の個別入学資格審査により,高等学校を卒業した者と同等以上の学力があると認めた方で,入学までに18歳に達する方。
(2)下記の①・②のいずれかに該当する方。
①独立行政法人日本学生支援機構の実施する「2023年度第1回または第2回日本留学試験」における「日本語」を受験した方。
②公益財団法人日本国際教育支援協会が実施する「2023年度第1回日本語能力試験」を受験した方。
3.選考方法
出願書類の審査結果と,独立行政法人日本学生支援機構の実施する「2023年度日本留学試験」における試験科目「日本語」の得点結果,または公益財団法人日本国際教育支援協会が実施する「2023年度日本語能力試験」の「認定結果及び成績に関する証明書」と本学の実施する試験(面接)の評価結果により,総合的に選考します
1.武道・スポーツ研究科の求める学生像
(1)武道、体育及びスポーツの理論と実践を通じ、より高度な専門知識や技能を修得しようとする者
(2)武道、体育及びスポーツに関する諸概念について、文化、歴史、健康、教育などの様々な側面から探究し、武道・スポーツの普及・発展に寄与していく意欲と能力を持つ者
(3)国際的な視野と感覚を持ち、健康・スポーツ科学に関する高い専門知識を活かし、人々の健康・体力の保持増進を推進し、社会を豊かにしようとする意欲と能力を有する者
(4)武道、体育及びスポーツに関する高度な知識や技能、論理的思考力を有し、武道、体育及びスポーツの指導・教育に国内外を問わず貢献しようとする意欲と能力を有する者
2.武道スポーツ研究科の設置趣旨
グローバル化が求められている日本社会において、新しい視点から武道·スポーツを研究し、高度な専門的知識を持った人材の育成が必要です。つまり、国際化の中での日本の立場は一層重要なものとなり、今まで以上に国や地域の文化の重要性を再確認することが求められています。このことは、我が国の伝統文化である武道の持つ意味も単なる運動文化ではなく、それ以上の意味合いを持ったものでなければいけないことを示唆するもので、西洋スポーツとは異なる武道の独自性を自覚し、国際社会へアプローチを可能とする高度な専門知識を持った人材育成の必要性を示しています。
また、武道の文化に対する視点の変化と武道文化に対する関心が国内外で高まってきたなか、学校教育の分野でも学習指導要領で“格技”が“武道”へと名称も替わるなどの変化があり、武道やスポーツの社会的背景や文化性をより深く探求し時代に対応した高度な教育を実践できる人材が求められるようになりました。
このような社会的·国際的·教育的など多くの分野から多様な対応が求められる武道·スポーツの諸課題や諸問題に対し、より高度な判断基準からアプローチできる専門的職業人の育成が本研究科を設立した狙いです。
そこで、本研究科では、「武道·スポーツ文化領域」「健康·スポーツ科学領域」「武道·スポーツ指導領域」の3つの学修領域を設定し、相互に関連性を持たせつつ幅広く学問を追及できるようにしました。
3.選考方法
専門科目及び口述試験を課し、基礎学力、論理的思考能力及び問題解決能力等を総合的に判定します。また、受験に当たっては、どのような研究をしたいのか、事前に指導教官となる担当教員と相談する必要があります。指導教官については、入試センターにお問い合わせください。
(問い合わせ)
国際武道大学 国際室
E-mail:kokusai@budo-u.